パナソニックの最新スチームオーブンレンジ「NE-BS9D」と「NE-BS8D」は、2025年6月1日に同時に登場した話題の新製品です。
どちらも人気のビストロシリーズの流れをくむ後継機として開発されており、基本的なスペックやサイズ感はよく似ています。
しかし、それぞれのモデルには搭載されている機能にいくつか違いがあり、用途やライフスタイルに応じて選び方が分かれる製品となっています。
NE-BS9Dは、最新技術をふんだんに盛り込んだ高性能モデルで、特に時短調理や使いやすさにこだわった機能が数多く追加されています。
一方のNE-BS8Dは、シンプルな操作性と必要十分な機能を維持しつつ、価格を抑えたバランスの良いモデルとして位置づけられています。
そのため、どちらが優れているというよりも、「どんな料理をよく作るのか」「どこまでの機能が必要か」によって選択が分かれるでしょう。
この記事では、両モデルに共通する特徴にも触れつつ、NE-BS9DとNE-BS8Dの違いを5つのポイントに分けて丁寧に比較していきます。
自分にぴったりのスチームオーブンレンジを見つけるための参考に、ぜひ最後までご覧ください。
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NE-BS9DとNE-BS8Dの違いをわかりやすく解説
NE-BS9DとNE-BS8Dは一見すると似たようなデザインや基本的なスペックを持っているため、ぱっと見では大きな違いが分かりにくいかもしれません。
しかし、実際には内部に搭載された機能の充実度や、使い勝手においては明確な違いが存在します。
特にNE-BS9Dは、日々の調理を効率化するために設計された、時短や省手間を可能にする機能が豊富に備わっています。
料理に時間をかけられない忙しい方や、複数の料理を同時に作る必要がある家庭にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
一方で、NE-BS8Dは必要な機能をしっかりと押さえつつも、操作がシンプルで価格も比較的抑えられているため、機械が苦手な方や、初めてスチームオーブンレンジを導入する方にも適しています。
必要以上の機能は求めず、毎日の調理を快適にしたいというニーズに応えるモデルです。
ポイント①「おまかせグリル」がNE-BS9D限定機能
NE-BS9Dにしか搭載されていない注目機能が、「おまかせグリル」です。
この機能は、料理の手順を極力シンプルにしてくれる設計となっており、冷凍や冷蔵された状態のままの食材を、ヒートグリル皿に並べてスタートボタンを押すだけで、自動で焼き上げてくれるという便利な調理モードです。
最大230℃まで発熱するパナソニック独自開発のヒートグリル皿は、マイクロ波と遠赤外線の力を組み合わせ、食材の表面をしっかりと加熱。
フライパンでの調理に近い焼き上がりが得られます。
さらに裏返す必要がないため、手間も減り、調理中に他の作業を進めることができるのも大きな利点です。
たとえば、冷凍していた鶏肉や魚、冷蔵していた野菜や惣菜などをそのまま使用できるので、「今から解凍するのも面倒…」という場面でもすぐに調理に取りかかれます。
仕事帰りの忙しい夕方や、時間が限られている朝食づくりにも最適で、家族のライフスタイルに寄り添う設計が施されています。
ポイント② NE-BS9Dは「おまかせ熱風フライ」に対応
もう一つNE-BS9Dにだけ搭載されているのが「おまかせ熱風フライ」機能です。
この機能では、市販の冷凍フライを凍ったままグリル皿に並べ、表面にオイルを軽く塗るだけで、油で揚げたようなサクサクの仕上がりを実現できます。
高温の熱風を循環させることで、揚げ物特有のカリッとした食感を再現しつつ、油を使う量を抑えられるため、健康面にも配慮された設計です。
この機能は、例えばコロッケやとんかつ、エビフライなど、通常は揚げ油を大量に使って調理する食品にも対応しています。
家庭で揚げ物をすると、後片付けや油の処理が面倒で敬遠されがちですが、「おまかせ熱風フライ」なら、オイルスプレーや刷毛での軽い塗布のみで済み、掃除の負担も大幅に軽減されます。
また、揚げ物調理中のキッチンの熱や油跳ねもなく、快適な環境で調理が可能です。
特に育ち盛りのお子さんがいる家庭では、揚げ物は食卓に頻繁に登場する人気メニューですが、作る側には手間がかかることも。
NE-BS9Dのこの機能があれば、下ごしらえの手間も少なく済み、忙しい日でも短時間で満足感のある夕食を提供できます。
調理が簡単で、かつ美味しく仕上がるため、普段は冷凍食品を避けがちな方にもおすすめです。
ポイント③ NE-BS9Dには「蒸し焼き」モードがある
NE-BS9Dでは、スチームとヒートグリル皿による加熱を組み合わせた「蒸し焼きメニュー」が使用できます。
これは、食材の上部をスチームで優しく蒸しながら、下部はヒートグリル皿で香ばしく焼き上げることで、外はカリッと中はふんわりとした理想的な食感を実現する加熱方式です。
たとえば、塩焼きそば、鯛めし、チャーハンやピラフなど、調理の手間がかかるような一品料理も簡単に作ることができます。
冷凍うどんとお好みの具材をそのまま皿にのせて加熱するだけで、蒸し器やフライパンを複数使うことなく、全体がバランスよく仕上がります。
スチームで麺やご飯はふっくらと、肉や野菜はしっかりとした焼き色が付き、見た目にもおいしそうな一皿が完成します。
さらに、一度に最大4人分まで調理が可能なため、大家族や来客時にも重宝します。
時間がない中で、見た目も味も妥協したくないという方にとって、この「蒸し焼きメニュー」は非常に魅力的な機能といえるでしょう。
ポイント④「2品同時あたため」が可能なのはNE-BS9D
NE-BS9Dには、異なる温度帯の食品、例えば冷蔵されたおかずと冷凍保存されていたご飯などを同時に温めることができる「2品同時あたため」機能が搭載されています。
この機能は、パナソニック独自の3Dアンテナ技術によって実現されています。
3Dアンテナは庫内の各所に適切にマイクロ波を行き渡らせ、それぞれの食品の状態や温度に応じて自動で調整を行うため、冷凍と冷蔵の食品を同時にムラなく温めることが可能です。
たとえば、忙しい朝の食卓準備や仕事から帰宅した後の夕食時に、何度も電子レンジを操作することなく、1回の加熱で複数の料理をちょうど良い温度に仕上げることができます。
これにより、家事効率が大幅に向上し、ゆとりある時間を生み出すことにもつながります。
また、温めすぎによる食品の乾燥や、逆に一部が冷たいまま残るといった失敗も減るため、誰でも簡単に美味しい食事の準備ができる点が大きな魅力です。
ポイント⑤ 自動お手入れ機能の進化(NE-BS9D)
NE-BS9DとNE-BS8Dの両モデルには、定期的なメンテナンスをサポートする自動お手入れ機能が搭載されていますが、NE-BS9Dはその内容がさらに充実しています。
NE-BS9Dでは、「洗浄(排水あり)」モードによりスチーム機能を使った内部の洗浄が自動で行え、さらに「クエン酸洗浄」では水アカやニオイの原因を徹底的に除去できます。
加えて、庫内の脱臭機能も強化されており、長く使用しても嫌なニオイがこもりにくく、清潔な状態を維持しやすくなっています。
このように、自動で複数のメンテナンス作業を行ってくれるため、毎回の掃除の負担が軽減され、忙しい方や掃除が苦手な方でも安心して使い続けることができます。
特にスチームオーブンは庫内の湿度が高くなるため、衛生面の管理が重要になりますが、NE-BS9Dはその点にもしっかりと配慮された設計です。
結果として、料理をするたびに気持ちよく使えるだけでなく、製品自体の寿命を延ばすことにもつながる、非常に実用的な機能といえるでしょう。
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NE-BS9DとNE-BS8Dの共通機能について
NE-BS9DとNE-BS8Dは多くの違いがある一方で、共通している機能も豊富にあります。
たとえば、どちらもスチーム機能やヒートグリル皿を活用した調理が可能で、加熱ムラを抑えながら調理時間を短縮し、美味しさをしっかりと引き出せる設計が特徴です。
このスチーム機能は、蒸し料理だけでなく、パンやケーキなどのしっとり感を出すためにも使えるため、和洋問わず幅広いメニューに対応しています。
ヒートグリル皿についても、両モデルとも高温までしっかり加熱できる仕様で、焼き目をしっかりつけたい料理やグリル調理にも重宝されます。
また、設置場所を選ばないコンパクトな本体設計も共通しており、キッチンのスペースが限られている家庭でも無理なく置けるのは嬉しいポイントです。
タッチパネル操作によるメニュー選択も共通で、初めて使う方でも直感的に扱える工夫がされています。
さらに、両モデルとも庫内がフラットで凹凸が少ないため、調理後の掃除も簡単。
食材の飛び散りや油汚れもサッと拭き取れるので、日々のメンテナンスの負担も軽減されます。
こうした共通の機能は、機種選びに悩んだときの「どちらを選んでも安心できる」基盤となる部分です。
基本性能の高さを両者がしっかり備えているからこそ、違いに着目しながら選択を進めることができるのです。
購入時に考慮したいポイント
スチームオーブンレンジを選ぶ際には、単純なスペック比較だけでなく、自分のライフスタイルに合った使い方ができるかどうかを考えることが大切です。
NE-BS9Dは価格が高めではあるものの、より多機能で多様な料理を楽しみたい方にとっては長い目で見てコスパの良い選択肢です。
独自の自動調理プログラムや、2品同時あたため機能、進化したお手入れモードなどが充実しており、忙しい方にとって大きな時短効果をもたらしてくれます。
一方でNE-BS8Dは、基本的な機能をしっかりと備えているため、コストを抑えつつも実用性を重視したい方には非常に魅力的です。
電子レンジとしての機能を中心に考えたい方や、操作のシンプルさを重視する方には特に向いています。
また、料理にあまり慣れていない方や、ご高齢の方への贈り物としても、NE-BS8Dの使いやすさは安心できるポイントです。
家族構成や日常の食生活、今後どれだけの機能を活用するかといった点を考慮しながら、無理のない価格帯で自分にぴったりの1台を見つけることが、後悔しない選択につながります。
まとめ
NE-BS9DとNE-BS8Dは、いずれも高い性能を備えたスチームオーブンレンジでありながら、それぞれ異なるニーズに応えるよう設計されています。
NE-BS9Dは、時短や省手間を重視する方、料理の幅を広げたい方、家族分の食事を効率よく準備したい方に向いており、多彩な調理モードと自動お手入れ機能が日常使いをサポートしてくれます。
一方、NE-BS8Dは、コストパフォーマンスに優れ、基本的な機能に絞って使いたい方や、はじめてスチームオーブンレンジを導入する方に最適です。
価格や機能、使用シーンをよく考慮した上で、自分のライフスタイルに最もフィットするモデルを選ぶことが、後悔しない買い物の第一歩となるでしょう。
どちらを選んでも、毎日の料理がより楽しく、効率よくなることは間違いありません。
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