スチーム式加湿器の購入を検討する中で、「EE‑TB60」と「EE‑TA60」のどちらを選ぶか迷っている方は多いはずです。
本記事では、象印の人気モデルであるこの2機種の違いを中心に、共通の魅力や実用的な選び方までを詳しくご紹介します。
電気代や静音性、給水方法、カラーなど、購入前に知っておくべき情報をまとめました。
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1. EE‑TB60とEE‑TA60の違いとは?
両モデルは見た目こそ似ていますが、実際には細かな仕様や使用感に差があります。
特に注目すべきは加湿時の消費電力や運転音、さらには給水時の通知方法など。
EE‑TB60は2025年発売の最新モデルであり、省エネ性能や利便性が一段と向上しています。
一方、EE‑TA60は2024年モデルとして実績がありますが、生産終了により価格が高騰している点もポイントです。
1. 加湿時にかかる電力の比較
EE‑TB60とEE‑TA60の最も実用的な違いは、加湿時にかかる電力です。
EE‑TB60は450W、EE‑TA60は495Wと、EE‑TB60の方が省エネ設計。
1日6時間の使用で月に約234円、加湿シーズン4ヶ月ならおよそ936円の節約になります。
さらに、湯沸かしにかかる電力も加味すると、EE‑TB60の方がランニングコストで約960円お得になる計算です。
省エネ性を重視するなら、EE‑TB60が圧倒的に有利です。
2. 実際の使用で影響する湯沸かし時の電気代
スチーム式の加湿器であるため、使用前にお湯を沸かす工程があり、そこでも電気代が発生します。
両モデルとも湯沸かし時の消費電力は985Wで、1回の湯沸かしに約17.8円。
日々の運転を6時間とすると、EE‑TB60の1日の電気代は約101.8円、EE‑TA60は約109.8円となり、月換算ではEE‑TB60が約240円お得に。
長期間の使用を考えると、この差は無視できません。
3. 動作音のレベルについて
運転時の音も、使用感に直結する重要なポイント。
EE‑TB60は中・強モードで約34dB、EE‑TA60は約36dBと、EE‑TB60の方が若干静かです。
2dBの差は微小ですが、図書館レベルの静かさである30dB〜36dBの範囲では、静音性の違いは意外と感じられます。
夜間や就寝時に使うなら、より静かなEE‑TB60が向いています。
4. 給水タイミングの通知方式
給水のタイミングも両モデルで異なります。
EE‑TB60は「ブザー音+ランプの点滅」で直感的に知らせてくれる一方、EE‑TA60は「ブザー音+デジタル表示(LLや50の交互点滅)」となっており、意味を理解する必要があります。
視認性でいえばEE‑TA60のデジタル表示も悪くありませんが、シンプルな操作性を重視するならEE‑TB60が勝ります。
5. カラー展開の違い(ホワイトの有無など)
EE‑TB60は「ホワイト」と「ソフトブラック」の2色展開に対し、EE‑TA60は「ソフトブラック」のみ。
白基調のインテリアに合わせたい人にとっては、ホワイトカラーの選べるEE‑TB60が魅力的です。
シックな空間にはどちらもマッチしますが、カラーバリエーションの自由度は新モデルに軍配が上がります。
6. 購入価格の違い
価格面では、意外にも旧モデルのEE‑TA60の方が高めです。
これは、EE‑TA60が生産終了により在庫が少なく、プレミア価格がついているためです。
EE‑TB60は新型ながらも流通が安定しており、相場は約28,000円前後。
コストパフォーマンスも含めて考えると、EE‑TB60の方が入手しやすく、購入時のメリットも多いです。
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2. EE‑TB60とEE‑TA60 どちらを選ぶべき?
両モデルを比較した結果、多くの点でEE‑TB60が優れていることがわかります。
電気代の節約効果、静音性、操作のわかりやすさ、さらには選べるカラーまで、実用面でのメリットが明確です。EE‑TA60も十分高性能な加湿器ではありますが、特別なこだわりがない限り、新モデルのEE‑TB60を選ぶのが賢明な判断と言えるでしょう。
さらに深掘りすると、EE‑TB60は「長期的なコストパフォーマンス」を重視する人にとって最適です。
湯沸かし時を含めた年間の電気代はEE‑TA60よりも低く、毎日使用することで差額が積み重なり、数年単位では大きな節約につながります。
省エネを意識している方にとっては見逃せないポイントです。
一方、EE‑TA60を選ぶ理由があるとすれば、「デジタル表示で細かい情報を確認したい」というユーザーや、「旧モデルをあえて選んでみたい」というケースでしょう。
ただし、在庫が限られており価格も上昇傾向にあるため、コスト重視の方には向きません。
また、静音性に敏感な方にもEE‑TB60が有利です。わずか2dBの違いですが、夜間や赤ちゃんのいる家庭では体感的に安心できます。
加えて、ホワイトカラーを選べる点は、インテリアとの調和を重視する家庭にとって大きなメリットとなるでしょう。
結論として、万人におすすめできるのはEE‑TB60です。
価格・機能・安全性のバランスが取れており、後継機ならではの完成度を誇ります。
EE‑TA60は希少性やデジタル表示の魅力はありますが、総合的な満足度を求めるならEE‑TB60を選ぶのが賢い選択といえます。
3. EE‑TB60とEE‑TA60 共通して備える便利な機能
EE‑TB60とEE‑TA60は異なる点がいくつかあるものの、基本設計や操作性、安全性の面では多くの共通点を持っています。
このセクションでは、両モデルに共通する代表的な機能について詳しくご紹介します。
特に初めてスチーム式加湿器を使う方や、安心して使える製品を探している方にとっては注目ポイントです。
3.1 クリーンなスチームで加湿する方式
象印のスチーム式加湿器は、水を約100℃まで沸騰させて蒸気に変え、それを約65℃まで冷まして放出する設計です。
このプロセスにより、雑菌やカビの発生リスクを抑え、常に清潔な蒸気を部屋中に送り出すことができます。
加湿器の衛生状態が気になる方にもぴったりの仕様です。
3.2 湿度センサーと自動加湿モードの連携
両モデルには、部屋の湿度と温度を感知するセンサーが搭載されており、それに基づいて最適な加湿量を自動調整してくれます。
「ひかえめ」「標準」「しっかり」の3モードが用意されており、季節や部屋の乾燥状態に応じた快適な加湿環境を実現できます。
3.3 連続加湿モードで一気に潤す
湿度センサーに関係なく、一定の加湿量で稼働する「連続加湿モード」も搭載。
弱モードで約20時間、中モードで約10時間、強モードでは約6時間と、長時間の連続運転が可能です。
冬場の乾燥がひどい時期や、寝室での使用などに重宝します。
3.4 家庭で安心して使える3つの安全機能
子どもやペットがいるご家庭でも安心な3つの安全対策が備わっています。
- チャイルドロック機能:ボタン操作をロックし、誤作動を防止。
- フタ開閉ロック:転倒時にもフタが外れにくい。
- 転倒時の湯もれ防止構造:お湯の流出を最小限に抑える設計。
これらの機能により、安全性の高い加湿環境を維持できます。
3.5 お手入れしやすい設計と広口構造
どちらのモデルもフィルターレス設計で、煩雑な掃除が不要です。
また、フタが大きく開くため、ポット内部の洗浄が簡単。
日常的には水を入れ替えるだけで済む点もユーザーフレンドリーです。
3.5.1 定期的なクエン酸洗浄で内部も清潔に
1~2ヶ月に1度の頻度で専用のクエン酸を使った洗浄がおすすめです。
象印の「ピカポット(CD-KB03K型)」を使用すれば、泡立ちや吹きこぼれも少なく、しっかりとスケール除去ができます。
操作もボタン長押しで簡単にスタートでき、約90分で完了します。
3.6 便利なタイマー機能を搭載
入タイマー・切タイマーの両方が利用可能で、それぞれ1~9時間の間で設定可能。
たとえば、就寝前にセットすれば起床時には加湿が終了しており、電力の無駄使いも防げます。
3.7 湯沸かし音セーブモードで静音性向上
通常の湯沸かし音(約44dB)に対し、「湯沸かし音セーブモード」を使うことで約39dBまで音を抑えることができます。
静かに過ごしたい時間帯や夜間の使用にも適しており、音に敏感な方にも安心です。
4. EE‑TB60とEE‑TA60の違いを踏まえてのおすすめと総まとめ
ここまで、EE‑TB60とEE‑TA60の違いや共通機能を解説してきました。
それぞれ優れたポイントはあるものの、総合的に見るとEE‑TB60の方が現代的で利便性の高い設計と言えます。
電気代の節約、静音性、視認性の高い操作表示、そして選べるカラー展開など、あらゆる面でアップグレードされています。
一方で、EE‑TA60も信頼性のあるモデルであり、特にデジタル表示に慣れている方や旧モデルにこだわりのある方には依然として選択肢となります。
ただし在庫が限られており、価格が高騰している点は要注意です。
結論として、特別な理由がない限りは2025年モデルのEE‑TB60がおすすめです。
コスト、使い勝手、安全性、清掃性のバランスが良く、長期的にも満足度の高い製品といえるでしょう。
どちらを選ぶにしても、この記事を通じて自分のライフスタイルに合った加湿器選びの一助となれば幸いです。
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