象印(ZOJIRUSHI)のスチーム式加湿器「EE‑RU35」と「EE‑MB20」は、家庭内での快適な空間づくりにおいて、それぞれ異なるニーズに応える魅力を持った製品です。
本記事では、両モデルを6つの観点から徹底的に比較検証し、どのような生活スタイルにどちらが適しているのかを詳しく解説します。
リビングで家族と過ごす時間を豊かにしたい方も、一人で静かに過ごす寝室に癒しの湿度を求める方も、この記事を読めば自分に最適な加湿器が見えてくるはずです。
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EE‑RU35とEE‑MB20の違いを紹介

象印のEE‑RU35とEE‑MB20は、見た目こそ似ているものの、内部の機能設計やターゲットユーザーが異なることから、それぞれに独自の役割を持っています。
発売時期はどちらも2025年9月と同時期ですが、価格帯には若干の差があり、EE‑RU35が15,000円前後、EE‑MB20が17,000円前後と、ややEE‑MB20の方が高価格となっています。
この価格差は、単純な機能の優劣ではなく、使用シーンに最適化された設計によるものです。
EE‑RU35はリビングやオフィスなど広い空間を対象にした高出力モデル、EE‑MB20は個室や寝室向けに設計された省エネ・静音設計のモデルで、それぞれの強みを明確に打ち出しています。
カラー展開にも違いがあり、EE‑RU35はホワイト1色で清潔感を演出。
一方のEE‑MB20は、オフホワイトとグリーンの2色から選べ、インテリアへの馴染みやすさも考慮されています。
使用空間の雰囲気に合わせて選ぶ楽しさもあるのがEE‑MB20の魅力のひとつです。
加湿能力の性能差

加湿器としての基本性能を考える上で、最も重要視されるのが加湿能力です。
この点において、EE‑RU35は明確にハイスペックな仕様を誇ります。
最大加湿量は350mL/hで、木造和室で6畳、プレハブ洋室で最大10畳という広範囲をカバーします。
湿度が不足しがちな冬場のリビングにおいても、パワフルな蒸気で部屋全体をしっかり潤してくれます。
対照的にEE‑MB20は、最大加湿量が200mL/hと控えめですが、寝室や書斎などの狭い空間での使用を想定しており、過剰に湿度を上げすぎることなく快適な環境を維持するバランスの取れたモデルです。
特に注目すべきは、EE‑MB20に搭載された「静音モード」。
このモードでは運転音を抑えつつ、100mL/hの加湿を静かに継続するため、就寝時にも快適な空間を保てます。
また、両モデルとも連続加湿時間に余裕があり、EE‑RU35は約6~27時間、EE‑MB20は約8~16時間と、日常使用において十分な運転時間を確保。
加湿の強度や使用環境に応じて、適切に使い分けることが可能です。
便利機能の充実度

機能性という視点では、EE‑RU35の多機能ぶりが際立っています。
例えば、湿度の状態に応じて自動で運転を調整してくれる「自動運転モード」は、設定不要で最適な湿度をキープしてくれる便利機能です。
加えて、湿度の状態を視覚的に伝える「湿度モニター」は、LEDランプの色で部屋の湿度状況を簡単に把握することができ、特に乾燥が気になる季節にはありがたい機能です。
また、EE‑RU35には「サイレントモード」や「湯沸かし音セーブモード」など、音に配慮した機能も充実。
就寝時や静かな作業環境でもストレスなく使用できます。
加えて、入タイマーや切タイマー機能を併用できるなど、日々のスケジュールに合わせた柔軟な運用が可能です。
一方、EE‑MB20はあえて機能を削ぎ落とし、シンプルさを追求した設計です。
多機能を求めないユーザーや、操作に不安のある高齢者にも優しい仕様となっています。
必要最低限の給水ランプやタイマー機能を搭載しており、使い方に迷うことがありません。
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本体サイズと重量

生活空間の限られた住環境においては、加湿器のサイズや重量も選定の大きなポイントとなります。
EE‑RU35のサイズは幅24×奥行26×高さ27.5cm、重量は約2.3kgと、据え置き型としては標準的なサイズです。
リビングやオフィスなどの固定設置には適しており、日常的な移動を想定しない使い方にマッチします。
これに対し、EE‑MB20は幅20×奥行23×高さ26.5cm、重量は約2.0kgと、ひとまわりコンパクトかつ軽量。
寝室や書斎、さらには一人暮らしのワンルームなど、空間を有効活用したい場面に最適です。
収納のしやすさや持ち運びの簡便さを重視する方には、間違いなく魅力的な選択肢となるでしょう。
消費電力と省エネ性

近年注目される省エネ性能において、EE‑MB20は特に優れた性能を発揮します。
最大消費電力が650W、加湿時は190Wと低消費電力で、長時間の使用でも電気代が抑えられる設計となっています。
EE‑RU35は最大消費電力985Wと高出力ではあるものの、それに見合うだけの加湿能力を備えています。
短時間でしっかりと加湿したい方や、冬の乾燥対策を万全にしたい方にとっては、その電力消費も納得のスペックです。
電力コストが気になる方は、利用シーンに合わせて運転モードを調整することで、効率よく電気代を抑えることも可能です。
安全設計は両モデル共通

家電製品、とりわけスチーム式加湿器に求められるのが「安全性」です。
この点において、EE‑RU35とEE‑MB20はまったく同等の安全機能を搭載しており、安心して使用することができます。
チャイルドロック機能や転倒湯もれ防止構造、空焚き防止、転倒時の自動電源オフなど、事故を未然に防ぐ工夫が施されており、小さなお子様や高齢者がいるご家庭でも安心です。
さらに、フタ開閉ロックやマグネット式電源プラグにより、日常の操作でも安全性が担保されています。
こうした細やかな安全設計は、長年家庭用調理家電を手掛けてきた象印ならではの技術力と配慮の表れといえるでしょう。
家族向けに最適:EE‑RU35

広いリビングや家族団らんの時間が多い家庭では、EE‑RU35の選択が最適です。
その高い加湿能力と自動調整機能により、湿度管理の手間を省きつつ、快適な環境を維持することができます。
また、2.2Lの大容量タンクによって、頻繁な給水の手間が省かれるのも大きな魅力。
さらに、夜間使用においても静音設計がしっかりしており、小さなお子様のいる家庭やペットと暮らす方にも好評です。
機能性、安全性、快適性を兼ね備えたEE‑RU35は、まさに「一家に一台」の加湿器と言えるでしょう。
個人向け・省エネ重視ならEE‑MB20

一人暮らしや寝室での使用を中心に考えている方には、EE‑MB20がベストマッチです。
そのコンパクトなサイズと軽量設計は設置・移動が簡単で、毎日の生活に自然に溶け込みます。
また、省電力で長時間運転可能な点も、生活コストを抑えたい方にとっては大きな利点です。
必要な機能だけに絞ったシンプル操作は、誰でも簡単に使える安心感を提供します。
EE‑MB20は、無駄を省きながらもしっかりと潤いを届ける、非常にバランスの取れたモデルです。
EE‑RU35とEE‑MB20の違いを性能別にまとめてみた結論

本記事では、象印の加湿器EE‑RU35とEE‑MB20の違いについて6つの項目ごとに詳細に比較し、それぞれの特長とおすすめの使用シーンを紹介してきました。
EE‑RU35は、機能の豊富さと高い加湿能力で家族全員が快適に過ごせる空間を演出してくれる一方、EE‑MB20はそのシンプルさと省エネ性で個人使用や夜間使用に最適な性能を発揮します。
どちらのモデルにも確かなメリットがあり、用途に応じて選ぶことで、より快適な室内環境が手に入ります。
加湿器選びで迷っている方は、ぜひ本記事の情報を参考に、あなたのライフスタイルに合った1台を見つけてください。
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